- Proton Mailの無料アカウントをしばらく開いていないが、もう消えているのかどうか判断できない
- 「非アクティブ」の期限が何か月で、何をすれば使ったことになるのかが分からない
- 受け取り専用のアドレスとして置いておきたいが、放置して大丈夫なのか決められない
Proton Mailの無料アカウントは、12か月続けて使わないと削除の対象になります。
有料プランを契約している間は、使わなくても削除されません。
残したいなら、年に1回サインインして、メールを開くなどの簡単な操作をすれば十分です。
削除されると、メールなどのデータもアドレスも、基本的に戻りません。
この記事では、何が「使った」に数えられるか、削除前の通知、削除されたあとの扱いを整理します。
無料アカウントは12か月使わないと削除の対象になる

Protonの無料アカウントには、使わずに放置した場合の期限があります。
期限が当てはまるかどうかは無料か有料かで分かれ、古いアカウントには以前は長い猶予がありました。
- 無料プランは12か月で削除の対象
- 2024年4月9日より前のアカウントの猶予は終わった
- 有料プランは対象外、解約すると再び対象
無料プランは12か月で削除の対象
無料プランでは、12か月以上続けて使わないと、アカウントが削除される可能性があります。
Protonの利用規約は、12か月連続で使われていない無料アカウントを、停止または削除できると定めています。
規約が例に挙げているのは、Proton Mailのメールのほか、Proton Driveのファイル、Proton Calendarの予定、Proton Passのパスワードなどです。
Proton VPNだけを無料で使っている人も、同じProtonアカウントを使うため、対象に含まれる点に注意してください。
容量や送信数など、無料版のそのほかの制限はProton Mail(プロトンメール)とは?暗号化の範囲と無料版の制限で確認できます。
2024年4月9日より前のアカウントの猶予は終わった
2024年4月9日より前に作ったアカウントには、12か月ではなく24か月の猶予がありました。
この長い猶予は、2026年4月9日で適用が終わっています。
そのため、古いアカウントにも、いまは新しいアカウントと同じ12か月の期限が当てはまります。
「昔作ったアカウントは2年放置しても大丈夫」と覚えている場合は、12か月に数え直してください。
猶予の扱いは、Protonの非アクティブなアカウントの説明に書かれています。
有料プランは対象外、解約すると再び対象
有料プランを契約している間は、使っていなくても非アクティブを理由に削除されないので安心です。
規約は、有料契約が続いているアカウントを、常に使われているものとして扱うとしています。
ただし、有料契約を終えたときや、支払いができずに無料へ戻ったときは、再び12か月の決まりの対象になります。
有料プランを解約して無料で残すなら、そのあとも年に1回は使ってください。
何をすれば「使った」と数えられるか

期限を延ばすのに、メールを送ったり設定を変えたりといった特別な操作は不要です。
規約とサポートが挙げる「使った」の数え方は、次の3点にまとまります。
- サインインする
- サインインしたまま製品を使う
- アドレスではなくアカウント単位で数える
サインインする
規約は、Web、デスクトップ、モバイルのアプリでアカウントにログインすることを、使ったものとして数えます。
サインインするサービスは、Proton Mailに限らないと考えてください。
Proton VPNやProton Driveなど、どのProtonサービスのアプリからサインインしてもよいとサポートは案内しています。
サインインに使うのは、アカウントに関連付いたどのメールアドレスでも大丈夫です。
サインインしたまま製品を使う
アプリにサインインしたままなら、改めてログインしなくても、製品を使うだけで活動になるので手軽です。
規約が例に挙げる操作は、受信箱を開く、メールを読む、VPNサーバーへ接続する、といったものです。
サポートも、メールを開く、ファイルを表示する、VPNサーバーに接続するなどの簡単な操作でよいと説明します。
Proton VPNの無料版で接続するだけでも、同じアカウントの活動になります。
VPN無料版の条件は、Proton VPN無料版でできること!1台・10か国の制限と有料との違いで確かめてください。
受け取り専用にしているアドレスでも、年に1回は自分でアプリを開いて、受信箱を表示しておくと安心です。
アドレスではなくアカウント単位で数える
活動は、メールアドレスごとではなく、アカウントごとに数えられます。
1つのアカウントを使っていれば、そのアカウントで作った@proton.meや@pm.meなどのアドレスも、まとめて有効なまま残ります。
アドレスを複数持っていても、サインインに使うアドレスはどれか1つで十分です。
活動はアカウントごとに数えられるため、無料アカウントを2つ持っているなら、それぞれで年に1回使う必要があります。
削除前の通知と、通知先になる回復用メールアドレス
削除の予定が決まると、その前にProtonからリマインダーメールが送られることがあります。
ただし、受け取れる先を用意していないと知らせに気づけないため、次の2点を押さえてください。
- 削除の30日・15日・7日前に通知が送られる
- 通知先になる回復用メールアドレスを登録する
削除の30日・15日・7日前に通知が送られることがある
Protonは、アカウントの削除予定日の30日前、15日前、7日前に、リマインダーメールを送るとしています。
規約は、この通知をアカウントの回復用メールアドレスへ送るよう努めるとし、「好意によるもの」と書いています。
通知を待つより、期限が来る前に自分でサインインするほうが確実です。
通知先になる回復用メールアドレスを登録する
回復用メールアドレスは、パスワードを忘れたときにリセット用のコードを受け取るための、別のメールアドレスを指します。
普段使っているメールアドレスを登録しておけば、規約上の通知先にもなります。
登録は、次の5つの手順で進めてください。
account.proton.meにサインインし、アカウント設定を開く- サイドバーの「回復」を選び、「パスワードリセットのオプション」までスクロールする
- 「メール認証」を選び、回復用メールアドレスを入力して「追加して検証」を押す
- パスワードを入力して確認する
- 「メールで認証」を押し、回復用メールアドレスに届いた検証コードで認証を済ませる
検証が終わるまでは、回復用メールアドレスとして使えません。
回復用メールアドレスには、自分だけが使えるアドレスを選んでください。
この方法で戻せるのはパスワードで、メールなどのデータを戻すには回復フレーズなど別の回復方法も要ります。
手順の詳細は、Protonのメール・SMSによる回復の説明も参考にしてください。
削除されたアカウントとアドレスはどうなるか

期限を過ぎて削除まで進むと、あとから取り戻せるものはほとんど残りません。
データとアドレスがそれぞれどうなるかを知っておくと、残すか手放すかを決めやすいでしょう。
- データはすべて完全に削除される
- アドレスは基本的に戻らず、新しいアカウントにも渡らない
データはすべて完全に削除される
アカウントが削除されると、関連するデータはすべて完全に削除されます。
対象には、メール、連絡先、カレンダー、パスワード、ファイルが含まれると公式は説明しています。
Proton Passに保存したパスワードや、Proton Driveのファイルも、一緒に消えるので注意してください。
ほかのサービスのログイン情報をPassだけで管理していると、影響はメールより大きくなります。
無料のまま残すなら、期限の前にサインインしてください。
アドレスは基本的に戻らず、新しいアカウントにも渡らない
削除されたメールアドレスは、ほとんどの場合、回復できません。
新しいアカウントにも割り当てられないので、同じアドレスで作り直すことも基本的にできないと考えてください。
Protonは、なりすましや、同じユーザー名がproton.meとprotonmail.comで別のアカウントに存在することを防ぐためと説明しています。
ごくまれに、こうした問題が起きないと確かめられた場合に限って、再び割り当てられることがあります。
そのアドレスでほかのサービスに登録しているなら、削除される前に登録先のメールアドレスを変えておくと困りません。
年に1回サインインできない事情があるとき
どうしても12か月の間にサインインできない事情があるときは、Protonのカスタマーサポートへ連絡してください。
規約は、やむを得ない事情で活動を続けられない場合、サポートへ連絡すれば削除を防げる場合があるとしています。
連絡は、Protonのサポートへの問い合わせページから行えます。
もうアカウントを使う予定がないなら、放置して削除を待つより、自分で削除するのも1つの手でしょう。
自分で消せば、データがいつ消えるかを自分で決められます。
まとめ:無料版は年に1回のサインインで残せる
この記事では、Proton Mailの無料アカウントが非アクティブで削除される条件と、残し方を整理しました。
判断に迷ったら、次の5点を振り返ってください。
- 無料アカウントは12か月続けて使わないと削除の対象になる
- 2024年4月9日より前のアカウントの24か月の猶予は、2026年4月9日で終わった
- 有料プランの契約中は対象外で、解約すると再び対象になる
- サインインやメールを開く操作は、どのProtonサービスでも使ったものとして数えられる
- 削除されるとデータは完全に消え、アドレスも基本的に戻らない
残したい無料アカウントは、年に1回サインインして使い、回復用メールアドレスを登録しておきましょう。
使わなくなったアカウントを自分で消す手順は、次の記事で確認できます。

