公開日:

ノーログVPNのおすすめ5選|監査・登録・令状対応で選ぶ

ノーログVPNのおすすめ5選|監査・登録・令状対応で選ぶ
  • おすすめVPNの記事を読み比べても、結局どこも同じ顔ぶれで参考にしにくい
  • Mullvadのようにあまり見かけない名前は、大手と比べてどう判断すればいいのか分からない
  • ノーログと書いてあれば、追跡や特定を心配しなくていいのだろうか

「おすすめVPN」を検索すると、上位はよく似た顔ぶれで並びます。

どの記事もノーログを掲げるサービスを挙げますが、その中身を並べて比べた説明はあまり見かけません。

この記事では先に5社を挙げ、それぞれのメリットとデメリット、向き不向きを整理します。

そのあとで、5社をどの軸で見比べたのかを解説します。

読み終えるころには、自分が優先する軸で候補を絞れるようになるはずです。

おすすめのノーログVPN5選

この記事で取り上げるのは、次の5社です。

サービス拠点登録に必要な情報特に向いている人
Mullvad VPNスウェーデン不要(アカウント番号のみ)事業者へ渡す情報を減らしたい人
Proton VPNスイスメールアドレスノーログ方針への監査実績を重視する人
NordVPNパナマ(VPNサービスの法域)メールアドレス監査の積み重ねを重視する人
Surfsharkオランダメールアドレス方針とインフラの両方を確認したい人
ExpressVPN英領ヴァージン諸島メールアドレス押収の事例まで見て選びたい人

5社を選んだ基準は、次の5つの軸について公表情報を確認できるかどうかにあります。

拠点国、第三者監査、登録に必要な情報、支払い方法、そして令状への対応事例の5つです。

表の「特に向いている人」が1社ずつ違うとおり、選ぶ答えは読者が優先する軸で変わります。

5社のメリットとデメリット

ここからは、各社の特徴と気をつけたい点を1社ずつ見ていきましょう。

  • Mullvad VPN
  • Proton VPN
  • NordVPN
  • Surfshark
  • ExpressVPN

順番に確認していきます。

Mullvad VPN

Mullvad VPN公式サイトのトップページ

Mullvad VPNを運営するのは、スウェーデンのMullvad VPN ABです。

5社のうち、登録にメールアドレスが要らないのはMullvadだけでした。

ユーザー名もパスワードもメールアドレスも登録しない

登録でするのは、サイトが発行するランダムなアカウント番号を受け取ることだけです。

ユーザー名もパスワードもメールアドレスも入力しません。

入力欄が減るという話ではなく、事業者の側に本人と結びつく情報が最初から作られない、という意味になります。

メールアドレスを預けた場合、そのアドレスは他のサービスの登録情報とも重なります。

普段使っているアドレスなら、VPNの契約と本人を結ぶ手がかりが1つ増えることになるでしょう。

渡していない情報であれば、流出する心配も、あとから求められて差し出される心配もありません。

パスワードを使い回していないか気にする場面も、解約後に登録情報が残っていないか気になる場面も減ります。

現金の郵送からMoneroまで選べる支払い

支払い方法の幅は、現金から暗号資産のMoneroまで、5社の中でもっとも広いところです。

登録でメールアドレスを渡さずに済んでも、カードで支払えばカード名義が契約と結びつきます。

現金や暗号資産を選べば、その線を引かずに済みます。

登録と支払いの両方で名前を出さない形を作れるのは、5社の中でMullvadだけでした。

クレジットカードの明細にも残らないため、家族と共有している明細からVPNの利用が見える場面もなくなります。

徹底したノーログ運用と公開された監査報告書

Mullvadは日頃から顧客データを残さない設計を徹底しており、2023年9月には全サーバーのRAMのみ運用への移行も完了しました。

ディスクへ書き込まない構成により、電源遮断時にデータが残留するリスクを抑える仕組みです。

顧客データを残さない姿勢が実際の場面でどう機能したかは、後半の表に挙げた2023年4月の事例で確認できます。

スウェーデン警察による家宅捜索の際、押収できる顧客データが存在しなかったと複数のメディアが報じました。

監査報告書も公開されているため、事業者の説明をそのまま受け取らずに済みます。

第三者が何を確認したのかを、自分の目で読み比べられる状態にあるということです。

気をつけたい点

よい面ばかりではありません。

  • アカウント番号と有効期限、WireGuardの公開鍵、支払い情報の一部は保持すると説明されている
  • 公開されている監査はインフラやアプリが中心で、ノーログ方針そのものを対象にした監査は確認できない

渡す情報が少ないことと、事業者の側に何も残らないことは別の話です。

登録にメールアドレスを使わない以上、アカウント番号は自分で保管しておく前提にもなります。

方針そのものが監査されたかどうかを重視する人には、確認できる材料が足りません。

契約時に事業者へ渡す情報を減らしたい人、現金や暗号資産で支払いたい人に向きます。

反対に、ノーログ方針そのものへの監査実績を選ぶ基準にしたい人には、Proton VPNやNordVPNのほうが条件に合います。

登録に必要なのはアカウント番号だけ

Mullvad VPN公式サイトを見る料金と支払い方法を確認できます

PR|公式サイトへ移動します

Proton VPN

Proton VPN公式サイトのトップページ

Proton VPNの運営は、スイスのProton AGです。

ノーログ方針は、Securitumが2022年から2026年まで5年連続で年次監査したと公表されています。

5年続いているノーログ方針の監査

監査は、確認した時点と範囲についての記録です。

1回だけなら、その時点の状態を写した1枚の写真に近いものになります。

Proton VPNの場合は、ノーログ方針そのものへの年次監査が2022年から5年続きました。

方針を変えたあとも外部の目が入る状態が保たれている、と読めるところが違いです。

読者にとっては、契約したあとも次の監査結果を材料にできるという意味になります。

選ぶ判断を1回で終わらせず、あとから見直せる相手だと考えてください。

現金の郵送とBitcoinが使える支払い

支払いには、現金の郵送とBitcoinのどちらも使えます。

登録にメールアドレスは必要ですが、支払いの経路まで本名と結びつける必要はありません。

登録用のアドレスを普段使いのものと分ければ、渡す情報をさらに絞れます。

カード情報を預けずに済むので、事業者の側に保管される決済情報も少なくなります。

運営会社がある国と適用される法律の国が同じ

Proton AGはスイスにあり、適用される法律もスイスのものです。

拠点の国と法律が適用される国(法域)が一致しているため、確認する国は1つで済みます。

NordVPNのように親会社の所在地と法律上の拠点が別々なら、確認する対象は2つになるでしょう。

契約したあとで「どの国の法律で判断されるのか」を調べ直す手間がない、という違いになります。

気をつけたい点

次の3点は押さえておきましょう。

  • 登録にはメールアドレスが必要になる
  • RAMのみの運用を採用せず、LUKSによるフルディスク暗号化を使う。公式は、RAMのみに優位性はないという立場を示している
  • 物理的なサーバー押収事例はないが、当局からの開示要求に対しログ不保持により提供しなかった実績を公表している

RAMのみの運用を条件に入れたい人にとっては、ここが分かれ目になります。

Proton VPNはスイス当局からの法的要請に対し、ノーログ方針に基づき通信ログを保有していないため提供しなかった旨を公表しています。

ノーログ方針への継続的な監査を重視する人、現金払いも選択肢に残したい人に向く1社です。

RAMのみの運用を条件に含めたい人には、ほかの4社のほうが合います。

ノーログ方針への監査は5年連続

Proton VPN公式サイトを見るプランごとの料金を確認できます

PR|公式サイトへ移動します

NordVPN

NordVPN公式サイトのトップページ

NordVPNは、VPNサービスの法域がパナマにあります。

親会社のNord Securityはオランダを拠点としており、この2つは別々です。

2018年から積み上がっている監査

ノーログ方針は、PwCとDeloitteが2018年以降くり返し監査してきました。

直近の監査は、Deloitteが2025年11月から12月を対象に実施しています。

監査を担当する法人が変わっても続いている点が、1回きりの監査との違いです。

年をまたいで結果が並ぶため、途中で対象や結論が変わっていないかを読者自身が比べられます。

契約する前だけでなく、契約したあとも同じ物差しで見直せる相手だという意味になります。

2019年に移行したRAMのみの運用

サーバーはディスクを使わず、RAMのみで動く構成へ移行済みです。

電源が落ちれば、その時点でサーバー上のデータは残りにくくなります。

機材が物理的に持ち去られる場面でも、取り出せる材料は限られるでしょう。

記録しないという説明が、機材の作りの側からも支えられている形です。

令状に対して提供できなかったという公表

2024年には、パナマ検察当局の令状に対し接続履歴を保有せず提供できなかったと公表しました。

方針が文書の中だけの話ではなく、実際の要請を受けた場面がある、ということになります。

ただし、これは自社の説明であり、第三者による独立した検証までは確認できていません。

気をつけたい点

確認しておきたい点は次のとおりです。

  • 登録にはメールアドレスが必要になる
  • サイト上での直接の現金払いは確認できなかった
  • 2024年のパナマ検察当局の令状への対応は自社の説明で、第三者による独立した検証までは確認できていない

登録でも支払いでも名前を出したくない人にとっては、渡す情報がMullvadより増えます。

監査の実績が長く積み上がっている事業者を選びたい人に向きます。

登録時にメールアドレスを渡したくない人には、Mullvadのほうが条件に合うでしょう。

監査の実績は2018年から

NordVPN公式サイトを見る最新のプランと料金を確認できます

PR|公式サイトへ移動します

Surfshark

Surfshark公式サイトのトップページ

Surfsharkを運営するのは、オランダのSurfshark B.V.です。

ノーログ方針とインフラの両方が監査対象になっている点が特徴になります。

方針とインフラの両方に監査が入っている

Deloitteは2023年と2025年に、ノーログ方針を監査しました。

2025年12月には、SecuRingがインフラを対象に監査しています。

方針の監査で見るのは、記録しない決まりになっているかどうかです。

インフラの監査で見るのは、その決まりを守れる作りになっているかどうかになります。

決まりと機材の両方に外部の目が入っていれば、書類の上だけで整っている状態と区別できます。

宣言と実装を別々の報告書で確かめられる、と言い換えてもよいでしょう。

全サーバーがRAMのみの運用

サーバーはすべて、RAMのみで動く構成です。

ディスクへ書き込む仕組みを持たないため、電源が切れれば内容は残りにくくなります。

インフラの監査と組み合わせると、この構成を外部が確認した記録まで残っていることになります。

令状に対して提供できなかったという公表

2026年には、アムステルダム地裁の令状に対しオンライン活動の情報を保有せず提供できなかったと公表しました。

要請が届いた場面で何を渡したのかまで公開されている点は、判断の材料になります。

こちらも自社の説明にとどまり、第三者による検証までは確認できていません。

気をつけたい点

気になる点も見ておきましょう。

  • 登録にはメールアドレスが必要になる
  • サイト上での直接の現金払いは確認できなかった
  • 2026年4月のアムステルダム地裁の令状への対応は、自社の説明にとどまる

支払いで名前を出さない形にしたい場合、選べる手段は限られます。

方針とインフラの両方に監査が入っているかを確かめたい人に向く1社です。

現金で支払いたい人には、MullvadかProton VPNのほうが条件に合います。

監査の対象は方針とインフラの両方

Surfshark公式サイトを見るプラン内容と料金を確認できます

PR|公式サイトへ移動します

ExpressVPN

ExpressVPN公式サイトのトップページ

ExpressVPNは英領ヴァージン諸島を拠点とし、2021年からKape Technologies傘下にあります。

押収を受けたあとの経緯まで公開されている点が、ほかの4社との違いです。

押収を受けた場面での結果が報じられている

2017年、トルコ当局がExpressVPNのサーバーを押収しました。

このとき接続ログが存在せず、捜査対象を特定できなかったと報じられています。

監査が示すのは、確認した時点で記録が残っていなかったという事実です。

押収の事例が示すのは、当局が機材を持ち去った場面で何が起きたかになります。

しかも、この経緯を伝えたのは自社の発表ではなく複数の報道機関でした。

最悪に近い場面での結果を、外部の記録として1つ確認できる状態にあります。

KPMGによる監査を3回重ねている

プライバシー監査は、2025年で3回目まで積み上がりました。

回数が増えるほど、前回との違いを読み比べられる材料も増えます。

押収の事例が2017年と古い分、現在の体制を確認する材料はこちらで補えるでしょう。

TrustedServerによる全サーバーRAMのみの運用

同社がTrustedServerと呼ぶ仕組みで、サーバーはすべてRAMのみで動きます。

ディスクを使わない構成のため、機材を持ち去られても取り出せる情報は限られます。

押収の事例と同じ状況が起きた場合に、何が残るのかを想像しやすい材料です。

気をつけたい点

押さえておきたい点もあります。

  • 登録にはメールアドレスが必要になる
  • サイト上での直接の現金払いは確認できなかった
  • 2021年に親会社が変わっており、運営体制の変化を判断材料に入れるかどうかで評価が分かれる

押収の事例が起きたのは、親会社が変わる前の2017年です。

当時の体制での結果として読むか、現在の体制でも同じだと見るかで、評価は分かれます。

実際に押収を受けた事例と、その後の対応まで見て選びたい人に向きます。

運営の資本関係が変わっていない事業者を選びたい人は、ほかの候補と見比べてください。

押収を受けた場面での結果まで公表

ExpressVPN公式サイトを見る日本向けの料金を確認できます

PR|公式サイトへ移動します

ノーログVPNの選び方と5つの確認軸

ノーログVPNのおすすめを判断する5つの確認軸(拠点国・監査・登録情報・支払い方法・対応事例)

ここからは、5社を見比べるときに使った軸を解説します。

  • 拠点国と運営会社
  • 第三者監査の対象と実施状況
  • 登録に必要な情報
  • 支払い方法の選択肢
  • 令状や捜索を受けたときの対応事例

順番に見ていきましょう。

拠点国と運営会社

ノーログVPN5社の運営会社と拠点国を整理した図解

最初に確認するのは、各社の運営会社と拠点です。

拠点が違えば、適用される法律や当局からの要請の届き方も変わります。

サービス運営会社拠点
Mullvad VPNMullvad VPN AB(親会社はAmagicom AB)スウェーデン
Proton VPNProton AGスイス
NordVPNNord Security(親会社・オランダ)パナマ(VPNサービスの法域)
SurfsharkSurfshark B.V.オランダ
ExpressVPNExpress Technologies Ltd.(Kape Technologies傘下)英領ヴァージン諸島

NordVPNの場合、親会社の所在地とVPNサービスの法域は別々です。

ExpressVPNも2021年からKape Technologies傘下に入りました。

それでも利用者データは英領ヴァージン諸島の法の下で管理する、と同社は説明しています。

第三者監査の対象と実施状況

ノーログVPNの第三者監査を対象別に整理した図解

監査という言葉は同じでも、確認している対象は事業者によって違います。

1つは、ノーログ方針そのものを対象にした監査です。

もう1つは、インフラやアプリを対象にしたものです。

サービス主な監査の実施主体主な対象
Mullvad VPNRadically Open Security、Cure53、Assured、NCC Group、X41 D-Secなどインフラ、アプリ、Web、決済系
Proton VPNSecuritumノーログ方針(2022年から2026年まで5年連続)
NordVPNPwC、Deloitteノーログ方針(2018年以降くり返し実施)
SurfsharkDeloitte、SecuRingノーログ方針とインフラ
ExpressVPNKPMG、Cure53などプライバシー方針とインフラ、アプリ

Mullvadは監査報告書を公開しており、直近ではAndroidアプリや決済系にも対象が広がりました。

一方でProton VPNやNordVPNは、ノーログ方針そのものをくり返し監査対象にしています。

回数よりも、何を確認した監査なのかを見るほうが判断の助けになります。

登録に必要な情報

ノーログVPN5社の登録に必要な情報と保持されうる情報を整理した図解

次は、契約するときに事業者へ渡す情報です。

Mullvadは個人情報を求めず、ランダムなアカウント番号だけで利用できると公表しています。

他の4社は、いずれも登録時にメールアドレスが必要です。

サービス登録に必要な情報
Mullvad VPN不要(アカウント番号のみ)
Proton VPNメールアドレス
NordVPNメールアドレス
Surfsharkメールアドレス
ExpressVPNメールアドレス

ただし、Mullvadが何も保持していないわけではありません。

アカウント番号と有効期限、WireGuardの公開鍵、支払い情報の一部は保持すると説明されています。

渡す情報が少ないことと、記録が何も残らないことは別の話です。

支払い方法の選択肢

ノーログVPN5社の現金と暗号資産による支払い方法を整理した図解

支払いの手段にも、匿名性に関わる差があります。

現金を受け付けているか、暗号資産を選べるかを見ていきます。

サービス現金暗号資産
Mullvad VPN対応対応(Bitcoin、Moneroなど)
Proton VPN対応(郵送)対応(Bitcoin)
NordVPNサイト上での直接の対応は確認できず対応
Surfsharkサイト上での直接の対応は確認できず対応
ExpressVPNサイト上での直接の対応は確認できず対応(BitPay経由)

現金と暗号資産の両方を選べるのは、5社のうちMullvadとProton VPNでした。

支払い方法は、登録時に渡す情報の少なさを補う材料になります。

令状や捜索を受けたときの対応事例

ノーログVPN5社の令状や捜索への対応事例と情報源の違いを整理した図解

実際に令状や捜索を受けたことがあるかどうかも、判断材料の1つです。

ここでは確認できた事例を、情報源の性質と合わせて並べます。

サービス事例情報源の性質
Mullvad VPN2023年、スウェーデン警察の家宅捜索で顧客データが存在せず押収できず複数メディアの報道
Proton VPN400件超の法的案件でログ提出を求められたが対象ログを保有せず提供できず自社の説明
NordVPN2024年、パナマ検察当局の令状に対し接続履歴を保有せず提供できず自社の説明
Surfshark2026年、アムステルダム地裁の令状に対しオンライン活動の情報を保有せず提供できず自社の説明
ExpressVPN2017年、トルコ当局のサーバー押収で接続ログが存在せず捜査対象を特定できず複数メディアの報道

MullvadとExpressVPNの事例は、複数の報道機関が伝えた内容です。

なおMullvadの捜索は2023年4月に起きており、全サーバーのRAMのみ運用への移行完了(同年9月)よりも前に行われました。

日頃から顧客データを保存しない設計が機能した実証例といえます。

Proton VPN、NordVPN、Surfsharkの事例は、各社が公表した自社の説明にもとづきます。

第三者による独立した検証までは確認できていません。

サーバーがRAMのみかどうかで見えること

ノーログVPN各社のRAMのみの運用と比較時の注意点を整理した図解

サーバーの運用方法には、事業者ごとの立場の違いが出ます。

Mullvad、NordVPN、Surfshark、ExpressVPNの4社は、いずれもRAMのみの運用へ移行しました。

ディスクを使わなければ、電源を落とした時点でデータが残りにくくなるという考え方です。

一方のProton VPNは、RAMのみの運用を採用していません。

代わりに使うのは、LUKSによるAES-256のフルディスク暗号化です。

RAMのみに優位性はない、という立場を公式が示しています。

まとめ:優先する軸で変わるノーログVPNの選び方

選ぶ前に、次の5点を振り返ってください。

  • 拠点国によって、適用される法律や当局からの要請の届き方が変わる
  • 監査には、ノーログ方針を対象にしたものとインフラを対象にしたものがある
  • 登録に渡す情報と支払い方法の組み合わせで、確認できる匿名性の度合いが変わる
  • RAMのみの運用を採用するかどうかは、事業者によって立場が分かれる
  • 令状や捜索への対応事例は、複数メディアの報道によるものと自社の説明によるものに分かれる

VPNは通信を見られにくくする技術であり、ログイン済みのサービスからの識別まで防ぐものではありません。

ノーログという言葉の意味から確認したい場合は、ノーログVPNとはを参照してください。

料金や接続台数まで比較したい場合は、SurfsharkとNordVPNの比較も参考になります。