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Surfsharkとは?主な機能と注意点を初心者向けに解説

  • Surfshark
  • VPN基礎
暗号化された通信トンネルを進むサメのイラスト
  • Surfsharkって、結局は会社の名前なのか、VPNサービスの名前なのか?
  • 広告や比較記事でよく見るこの名前は、ほかのSurfshark製品と何がどう違うのか?
  • 契約する前に、何ができて何ができないのかを確かめておきたいけど、どこを見ればいいのか?

Surfsharkで迷いやすいのは、企業名と製品名、そして複数のセキュリティ製品が同じ名前でまとめて出てくるからです。

Surfsharkは、オランダを拠点とするサイバーセキュリティ企業で、VPNを中心に複数のオンラインプライバシー・セキュリティ製品を提供しています。

その中心製品のSurfshark VPNは、VPN(Virtual Private Networkの略で、通信を暗号化して第三者から読み取られにくくするための技術)を使うサービスです。

通信をVPNサーバー経由にすることで、実際のIPアドレス(インターネット上で端末を識別するための番号)を接続先などから見えにくくしますが、Surfshark VPNを使っても、インターネット上で完全に匿名になるわけではありません。

仕組みから主な機能、料金プランの構造、契約前に知っておきたい限界までを順に確認すると、Surfsharkが自分の使い方に合うかどうかを判断しやすくなります。

Surfsharkとは

Surfsharkは、VPNを中心に複数のオンラインプライバシー・セキュリティ製品を提供する企業の名前です。

オランダを拠点としています。

一方、Surfshark VPNは、その企業が提供するVPNサービスの製品名です。

SurfsharkにはSurfshark Antivirusなどの製品もありますが、それらはSurfshark VPNとは別の製品・プラン要素であり、VPNの標準機能とは限りません。

なお、SurfsharkとNord Securityは同じ持ち株会社のもとにありますが、ブランドはそれぞれ独立して運営されています。

Surfshark VPNはどんな仕組みで通信を守るのか

ふだんのインターネット通信では、端末がISP(インターネットサービスプロバイダ。インターネット接続を提供する契約先の事業者)を通じて、接続先のサーバーと直接やり取りします。

Surfshark VPNを使うと、端末とVPNサーバーの間の通信が暗号化(通信内容を第三者から読み取られにくくするための処理)され、接続先との通信はVPNサーバー経由に切り替わります。

そのため、通信内容は公衆Wi-Fiの管理者やISPなど通信経路上の第三者から、読み取られにくくなります。

また、接続先のサイトやサービスからは、実際のIPアドレスではなくVPNサーバーのIPアドレスが見える状態になります。

実際のIPアドレスは接続先などから見えにくくなりますが、完全に見えなくなるわけではありません。

VPN自体がまだ分からない場合は、VPNとは何か:基本から分かりやすく解説を先に読むと理解が進みます。

Surfshark VPNにはどんな特徴があるのか

Surfshark VPNの代表的な特徴は、次のとおりです。

項目 内容
サーバーネットワーク 2026年8月2日時点で、公式サイトには100か国・4,500台以上のVPNサーバーが掲載されています。数値は確認日時点のもので、速度や接続の成功を保証するものではありません。
同時接続 1つのアカウントで複数の端末を、台数の上限なく同時接続できることを特徴としています。これは通常の個人利用を想定した公正利用ポリシー(適正な利用のための決まり)の範囲での提供です。なお、別の製品・プラン要素であるSurfshark Antivirusは最大5台という制限があり、VPNの接続台数とは異なります。
対応端末 PC、スマートフォン、ブラウザ、テレビ、ルーターなど幅広い端末で利用できます。
通信方式 WireGuard、IKEv2、OpenVPNなどの通信方式(プロトコル)が案内されています。
補助機能 通信を2つのVPNサーバーへ通すDynamic MultiHop、VPNで通信する対象を分けるBypasser、VPN接続が切れたときに通信を止めるKill Switch、広告やトラッカー(閲覧行動を追跡するための仕組み)などをブロックするCleanWebがあります。

ただし、個々の機能や設定方法はOSやアプリによって異なる場合があります。

また、CleanWebですべての広告や悪質なサイトを防げるわけではありません。

Surfshark VPNで何ができるのか

カフェや空港などの公衆Wi-Fiを使う場面では、Surfshark VPNで通信経路を保護できます。

通信を暗号化することで、公衆Wi-Fiの管理者やISPなど通信経路上の第三者から通信内容を読み取られにくくなり、セキュリティの向上につながります。

接続先のサイトやサービスに対しては、実際のIPアドレスを直接見せにくくできます。

VPNサーバーのIPアドレスが見える状態になるため、実際のIPアドレスから利用者を特定も難しくなります。

さらに、用途に応じて通信方式を選んだり、Kill SwitchやCleanWebなどの補助機能で広告やトラッカーを減らしたりできます。

ただし、これらの機能は完全な保護を保証するものではありません。

Surfsharkの料金プランはどんな仕組みになっているのか

Surfsharkには、Starter、One、One+という契約期間の異なる複数のプランがあります。

同じプランでも、契約する期間によって月あたりの料金が変わる仕組みになっています。つまり、プランの種類だけでなく契約期間によっても、1か月あたりの負担は変わるということです。具体的な料金は変動が速いため、この記事では扱いません。

また、Surfsharkには30日間の返金保証があります。対象プランや除外条件など、適用条件の細かな範囲はこの記事では確認できていません。

Surfsharkのノーログ方針は信頼できるのか

Surfsharkは、ノーログ方針(ユーザーのオンライン活動を記録しないという方針)を掲げています。

その運用について、独立した外部機関による確認結果(保証報告)を公開しています。

ただし、この確認は特定の時点と対象範囲について行われたものです。

将来を含む絶対的な安全の証明とは限らない点には注意が必要です。

また、Surfsharkはユーザーデータ要求について、透明性レポート(ユーザーデータへの要求とその対応をまとめた報告書)を公開しています。

Surfsharkの拠点国であるオランダは、9 Eyesや14 Eyesと呼ばれる情報共有の枠組みの構成国に含まれるとされています。これは、各国の政府機関同士が捜査などに関わる情報を共有し合う国際的な枠組みのことです。オランダがこの枠組みの構成国に含まれるという分類は複数のプライバシー系情報源で確認できますが、この事実だけでSurfsharkの安全性を評価するものではありません。

Surfshark VPNだけでは何が守れないのか

Surfshark VPNを使っても、インターネット上で完全に匿名になるわけではありません。

通信経路の保護と、利用者の特定につながる情報の管理は別の問題です。

例えば、ログインしたサービスには利用者を識別され得ます。

アカウントにログインした状態では、VPNを使っていても、そのサービスには誰が利用しているかが伝わります。

また、Cookie(サイトがブラウザに保存する識別情報)などによる追跡は、通信経路の暗号化とは別の仕組みで行われます。

こうした追跡への対策は、ブラウザの設定などVPNとは別に考える必要があります。

マルウェア(ウイルスなどの悪意のあるソフトウェア)への対策も、VPN単体では担えません。

SurfsharkにはSurfshark Antivirusという別の製品・プラン要素がありますが、利用には対応するプランや条件が別にあります。

こうしたVPN単体では完結しない対策については、見られにくいネット環境を作る方法:VPN以外にもできることで整理しています。

契約前に何を確認しておくべきか

Surfshark VPNを契約する前に、次のような観点を確認しておくと判断がしやすくなります。

  • 料金面:契約期間によって単価が変わる複数プランの構造と、30日間の返金保証があること。適用条件の細かな範囲は、契約するプランを決める段階で改めて確認しておく箇所です
  • 運営国:拠点であるオランダが9 Eyes/14 Eyesと呼ばれる情報共有の枠組みの構成国に含まれるという点も、判断材料の一つになります

こうした料金体系や運営会社の所在地は、おすすめVPNの選び方:失敗しない5つのポイントで挙げているノーログポリシー、速度とサーバー数、対応デバイス・同時接続数、料金体系、運営会社の所在地という5つの観点にも含まれています。

Surfsharkはどんな人に向いているのか

PCやスマートフォン、テレビなど複数の端末を持ち、台数を気にせずまとめて通信経路を保護したい人には、条件に合いやすいサービスです。

同時接続の台数上限がなく(公正利用ポリシーの範囲)、幅広い端末に対応しているためです。

通信経路の保護に加えて、Kill SwitchやCleanWeb、Dynamic MultiHopなどの補助機能もまとめて検討したい人にも、候補になり得ます。

一方、完全な匿名性を求める人や、VPN単体で追跡対策やマルウェア対策まで済ませたい人は、目的の見直しが必要です。

Surfsharkは通信経路を見られにくくするための選択肢の1つなので、利用目的と必要な機能を整理してから選ぶことが大切です。

ほかのVPNサービスと比較しながら選びたい段階であれば、おすすめVPNの選び方:失敗しない5つのポイントで比較の視点を確認できます。